2020年7月23日、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病ALSの女性患者から依頼を受け、女性に薬物を投与して殺害したとして宮城県名取市の医師ら2人が逮捕された事でニュースに取り上げられたこの事件ですが、ネットでは何と加害者を擁護する声も多く上がっています。
そこで、逮捕された犯人の一人である山本直樹容疑者について徹底解説していきます!
【衝撃事実!?】ALS患者に薬物投与して殺害したのは実は依頼されたから!?
ALS患者に薬物投与、嘱託殺人容疑で医師2人逮捕で取り上げられたこの事件ですが、よく見ると”嘱託殺人”と付いています。
この嘱託殺人とは
被害者の依頼や同意により、殺害する行為をいう。人をそそのかしたり助けたりして自殺させる「自殺教唆・幇助(ほうじょ)」とは、直接手を下したかどうかという違いはあるものの、どちらも刑法の同じ条文に盛り込まれている。法定刑も同じ懲役・禁固7年以下、6カ月以上となっている。
(2007-10-11 朝日新聞 朝刊 1社会)
です。
つまり、殺される者の依頼を受け殺す罪であることが分かりますが、何とこの事件は被害者である難病ALSの女性患者が安楽死を依頼していることが分かりました。
女性のものとみられるSNSには「安楽死させてください」などと書かれており、2人は女性の担当医ではなくSNSを介して知り合ったとみられています。
そして、昨年11月30日夕に同市内の自宅マンションを訪れ、室内で薬物を女性の体内に投与し、死亡させた疑いが持たれています。
【独自に入手!】山本直樹容疑者の経歴や顔写真を公開!
ALS患者に薬物投与して殺害した事件の犯人の一人である山本直樹容疑者ですが、どういった経歴の持ち主なのでしょうか。
そこで、調査をしました。
山本容疑者は東京都立多摩総合医療センターに勤務し、精神神経科の部長(診療科責任医師)をつとめている43歳男性です。
そんな山本直樹容疑者の顔写真がコチラです!
マスクとサングラスはしているものの、43歳にしてはとても若い印象を受けました。
大久保容疑者と比べて山本直樹容疑者の情報が少ないものの、43歳で内科医で勤務医ということで、かなりの権限があるということが分かります。
【衝撃!】SNSで山本直樹容疑者を擁護する声が多い!?
医師が人の命を奪った事で話題になったこの事件ですが、SNSでは何と山本直樹容疑者を擁護する声が多く上がっている事が分かります。
その証拠がコチラです。
大久保愉一容疑者みたな考え方の人って多い気がする。ただ表に出さないだけで。この女性にとって大久保容疑者と山本直樹容疑者は恩人にんだったことは確か。https://t.co/yeS0wp9IVj #安楽死 #ALS女性安楽死
— rabit1210 (@rabit12101) July 23, 2020
「死にたい」は「生きたいけれど 状況が許してくれない」という意味。したり顔で「安楽死議論を」騙る前に「惨憺たる苦悩」に苦悩する程度のことをしてみせろ
大久保愉一容疑者と山本直樹容疑者がALS女性を「安楽死」させた嘱託殺人事件―
山本容疑者の口座に女性から約130万円https://t.co/d2gDEFfO4q— 南部の剣◆共謀中◆I amこんな人たち (@ORIGEN_KIRAKU) July 24, 2020
何だかなぁ。
このニュースを最初に聞いた時、#ALS みたいな難病の患者さんの #安楽死 ・ #尊厳死 は認められるべきだし、きっと容疑者の医師もやむにやまれず手を下したのだろうと思い同情した。
でもまさか、容疑者は元 #厚労省 の #医系技官 で #優勢思想 の持ち主とは…#大久保愉一#山本直樹 https://t.co/6wDicfJHDl— 石井 英祐(Johnny E.Ishey) (@eisuke1982) July 23, 2020
この事から見ても被害者である女性が「安楽死」を望んでおり、それを叶えたという事で多くの人達から賛同する声が上がっています。
数ヶ月の延命に医療費が数千万掛かる現状で、生きていくのはとても困難であり、いっその事死にたいと思う気持ちは理解できなくはないです。
その為、命を奪う行為は良くない事とは言え、確かに同情をしてしまう気持ちは分かります。
【法律】山本直樹容疑者は不起訴になる可能性が高い!?その理由とは。
実は、山本直樹容疑者は不起訴になる可能性が高いと言われているのが発覚しました!
その理由が嘱託殺人である事です。
嘱託殺人は殺される者の依頼を受け殺す罪で,普通の殺人より軽く処罰される事は上記で説明をしましたが、実は過去にも医師による患者の死期を早める行為を問題となったケースがあります。
平成以降、全国で少なくとも8件、殺人の疑いで医師が書類送検されるなどしており、このうち起訴されたのは2件でいずれも有罪判決が確定していますが、2008年に富山県射水市の射水市民病院の元外科部長が殺人容疑で書類送検(嫌疑不十分で不起訴)された事でも話題になっています。
この安楽死をめぐる議論は現代においても繰り広げられており、医師が回復の見込みがない患者に死期を早める措置を行う、いわゆる「安楽死」は主に「積極的な行為」と「消極的な行為」の2つに分けられます。
今回のケースは患者を死亡させる薬物の致死薬を直接、投与する方法、処方して患者が服用する方法を用いているため、「積極的安楽死」に当てはまります。
ですが、被害者の女性が「安楽死」を求めており、加害者に依頼をし、実行をしたことから不起訴になる可能性が十分にあるという事が分かります。
まとめ
難病ALSの女性患者から依頼を受け、女性に薬物を投与して殺害したとして宮城県名取市の医師ら2人が逮捕されたニュースですが、あまりにも衝撃的過ぎるニュースのため、一時騒然となりました。
医師が人の命を奪ってしまうという何とも信じがたい事件に衝撃を隠せない人が多かったです。
そんな衝撃的なニュースですが、女性が医師2人に安楽死を依頼したという事で、擁護をする声が多く上がっています。
事実、嘱託殺人容疑は普通の殺人より軽く処罰されるため、山本直樹容疑者は不起訴になるのではないかと言われています。
安楽死を手伝った事は許されるものではないものの、ネット上では擁護をする声が多く上がっており、「安楽死の見直しが大切」、「2人を不起訴にして欲しい」という声が多くあります。
今後の安楽死に対する議論に注文をするとともに、山本直樹容疑者の判決はどうなるのかについて調査を続けていきます。
こんな記事も書いてます☟☟☟